【運動システムのトレンド】
色々な指導者が『これが正しい投げ方です』『これが正しい走り方です』というような事を言ったりしてますが、その度に??となる事が多々あります。
テニスなんかは一番分かりやすいかと思いますが、大会によってサーフェスが違います。クレイコートもあれば、芝もあれば、ハードコートなどもあります。それにより、プレイのスタイルも変わり、それぞれ選手によって得意なサーフェスが違ったりします。ナダル選手が全仏大会で無茶苦茶強いというのは有名かもしれないですね。
サーフェスが変わるほど分かりやすくは無いですが、運動のシステムというのも状況によって、時代によって、プレイスタイルが変わっている、プレイスタイルにトレンドがあるというのはあまり知られて無いことかもしれないですね。
そして大体、トレンドが変わる分岐点には、スーパースターの誕生がセットになっている事が多いです。
つまり、一人のスターが新たな運動システムで世界を席巻し、なるほどそんな運動システムがあったんかと、世界が驚き、そしてそれを多くの選手が真似し、追随し、そしてそれがスタンダードになったかなというタイミングで、また新たな運動システムを持ったスターが生まれてくる。という経緯を辿ることがスポーツ界では繰り返されてきました。
カールルイスがそれまでの陸上界の走りを変え、モーリスグリーンが時代を変え、そしてウサインボルトが誰も真似できない運動システムを持ち込んだ、というように陸上100mはトレンドを変えてきました。
野球界ではやはり、大谷翔平選手が運動システムのトレンドを変えたと思っています。
今までのバッティングシステムは『割れ』というものを主体とし、弾性の力を獲得するという事がメインになる事が多かったですが、大谷選手は日ハム時代やエンゼルス初期の頃は、割れの力を使う事がメインでしたが、段々と今の運動システムへと変化していきました。今の運動システムが知りたい方は指導を受けに来て下さいね^ ^
大谷選手でさえ“運動システムの変化”をしているわけですから、これからさらに上を目指してる方は、どんどんシステムを向上していく事を怖がらずトライしてみて下さい。
そしてピッチングのトレンドも変化してきているなと感じます。(ピッチングの方が感じるかも)
やはり
「マウンドが硬くなってきた」
というのは、運動システムのトレンドを変化させうる大きな要因なのかなと思います。
「土が掘れる」から「土が掘れない」への変化はデカいですよね。土が掘れる事により、リリースまでのリードタイムが取れていたのに、掘れない事によりリードタイムが減少する事により、リリースのシステム、さらにはピッチングの大元の力を作り出すシステムというのも、変化して来ています。土が掘れる球場でしっかり投げれてプロ入りした選手が、土が掘れない球場にアジャストしていかないといけないのが、最近のピッチャーがまずぶち当たる壁かもしれないですね。なので、昔ながらのピッチングコーチに指導を受けてる方は、そこにギャップが生じる可能性が高いので気をつけて下さいね。
時代が変われば道具が変わったり、環境が変わったりします。その都度その都度、最新の何ちゃらみたいなのが出てくるのは昔から何も変わりません。一つ一つ出てくるものを追うよりも、包括的な物理学や運動システムの理解が出来ていれば、ああそっちの力を使うのね、だけで済む事なんですけどね。
選手はしっかり地に足をつけた練習を、指導者は一貫した理論を持ってトレーニング指導をして下さいね。

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